観劇をハシゴした日

 

3月11日(土)

 

劇団Z・Aさんの「隻眼の紅蓮丸」

ムナポケさんの「今度は愛妻家

 

を観劇ハシゴしました。大充実の一日。

どちらも今の自分の栄養剤となる素敵な公演でした!下記、非常に!非常に乱文な観劇メモです。

 

 

【隻眼の紅蓮丸】

当日券が出ることを浜松に向かう電車の中で知り、飛び込みで観る事ができました。自分の体調に自信がなく前売り買えてなかったのですが、逆に元気をもらって浜松向かうことになりました。

 

めちゃくちゃ笑いました、本当自分が笑いすぎてのちのち反省するくらい笑いました。

大変僭越ながら、Z・Aさんの公演に初めて足を運んだのですが、とても素敵な空間づくりだな と感じました。地元の方に愛されているのだろうな、と感じる客層と、誰もが足を踏み込みやすい空間づくり とっても魅力的でした!

 

演劇には色んな意味を伝える力があるからこそ、誰もが楽しいと思って当たり前のように笑える作品って中々出会えないのですよね。だから、ギャグだけで笑わせる訳ではない、お芝居でも自然と笑顔にさせてくれる今作にとても元気を貰えました。はじめてお芝居を拝見する、素敵な役者さんたちに出会えたのも嬉しかったです。あとあれだけの人数のキャストさんが殺陣出来るのも本当に凄かったな...また殺陣WSが開催されるようでしたら、参加してみたいと思いました!

また次回作が楽しみになる劇団さんが増えました☺️!

 

今度は愛妻家

 

情緒がぐちゃぐちゃになりました。舞台を観て泣く、という体験は割とあるのですが、自分の情緒を揺さぶられる という体験によって泣くのは久しぶりな気がします。

本当は両キャスト共観たかったのですが、スケジュールの都合上 次回のサンリミュでご一緒するふゆみさんが出演されるキャストAの方を観劇しました。キャストBも観たかった〜😭結果、原作知識0でいったので、だいすきなふゆみさんが作中で亡くなっていることが判明してからずっと号泣してました(笑)

 

役者の皆様の丁寧なお芝居、丁寧に積み重ねられた違和感、関係性、全員全部すきでした。舞台が始まった瞬間から、他人の生活を覗き見ているような感覚に陥ったのですが、垣間見える人間味から「あ、これ他人だけの話じゃなくて、自分の一部の話でもあるな」と思ったのです。だから、私も私以外の人も各々刺さる部分があって沢山の人が涙を流したんだろうな、と思いました。

 

個人的には、「残された方が辛いんだから、やっぱり私が死んで正解だったのよ」(ニュアンス)というさくらさんの台詞が刺さりまくりでした。あの時の発している言葉の重さと相反する、軽やかな温かい表情と空気感によって更に感情が掻き立てられたように感じます。

 

少し自分の話になってしまいます。私は相手に迷惑かけたくないからその場を離れたい、この関係性をやめたい という我儘を色んな人にこれまで何度も伝えてきてしまっていました。でもそれって本当に我儘で傲慢な話で、それを伝えてしまった相手になんて残酷なことをしてしまったんだろうと強く反省しました。舞台を観て、普通に生きていて、「生きなきゃな」と思えたのははじめての体験でした。芸術は、観せるという手段で観た側の生き方を少し変えてしまうから素敵だし、その力がある舞台だったなと思わされたのでした。

だから、あの時の涙は作品に対する涙と自分に対する涙とふゆみさんを想って泣く涙の3点セットなのです(笑)

 

どちらの舞台もあまりに魅力的な役者の皆様が勢揃いだったのですが、ひとりひとり感想書くと絶対おばあちゃんになっちゃうので直接お話出来る機会があったら伝えさせてください😂

 

素敵な公演をありがとうございました!(Z・Aさんは今週までお身体に気を付けてください!)